
やっと読み終わった横山秀夫さんの「影踏み」と言う本。
「『ノビカベ』の異名を持つ泥棒・真壁修一。寝静まった家を狙って現金を盗む『ノビ師』の真壁には死んだ双子の弟・啓二がいた。母親に殺された啓二の魂はなぜか真壁修一の中耳の向こうにおり、窃盗で生きる修一に語りかける。」
D県警シリーズ等、どちらかと言えば警察側からの話が多い横山先生の小説の中で、真逆の「泥棒側」から描いた作品。すこしSF。
でも、これがやっぱり横山節満載で面白い。どんでん返しにどんでん返し。「まさかそんな繋がりが」的オチが素晴らしい。捕まった際に侵入した家の奥さんを追う「消息」、幼馴染だった刑事が殺され犯人を追う「刻印」等、全7編で構成されている。主人公や世界観は一緒だが、話の筋は7つ。
面白い。「こっち側」の話も面白いっす。
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- 2009-01-28
- 普段の生活
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横山秀夫先生は「どんでん返し」が面白いんですよねぇ、、、。
最初読んでいて「こりゃ非現実的だ。」と思ったんですが、これが面白くて。
好みがあるので「絶対買いです!」とは言い切れませんが、
映画「シックスセンス」やスティーブン・キングさんの作品が好きなら
お勧めかもしれません。