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人名録

751_20090621112644.jpg向田邦子さんのエッセイ集「無名仮名人名簿」を読んだ。「寺内貫太郎一家」や「だいこんの花」等の脚本で有名な放送作家さんの本。知り合いからのいただきものです。

数ページで一ネタ。「机」「弁当箱」「目覚まし時計」「鼻をかむ」そんなごく日常にあるネタがいくつも続くエッセイ集で、素晴らしく面白い。褒め過ぎでもなく、僕は大好きなエッセイ集。

ほんの少しの事だ。「机はこういったものを使っている」「目覚まし時計はこういう時に使う」そんな普通の生活の中に一笑い二笑い、、、山ほどの笑いを含め、最後に「落とす」。
昭和4年生まれ、昭和55年発行の向田さんのエッセイは要所要所に「昔の日本」を感じさせる道具や生き方、考えが書き出されているが、決して古臭さを感じないのは向田さんの言葉の並べ方と、「くすっ」「ぶっ」とできる「オチ」なのだと思う。さすがは放送作家、しっかり「オチ」をつけるものだと偉そうに感心した。

僕が目指し求めるものは、もしかしたら向田邦子さんなのかもしれない。
抜群のボキャブラリーと記憶、そして言葉の並べ方、生き方。なんでもない日常を面白おかしく切り取る視点。マーベラス。
「僕もこうありたいなぁ」と、読み終えてしみじみ思った。影響されやすい人間。


先日、この本をいただいた元の持ち主に偶然出会い、「素晴らしい本をありがとうございました。」とお礼を言ったところ、「面白いわよね、あれ。私も何度も読み返したわ。」との事。いやいや、本当にと二人で向田さんのエッセイを大絶賛して笑いあった。

僕の母親くらいの年の違う「元の持ち主」は「最近カメラを始めた」と嬉しそうに語ってくれたが、彼女もまた向田さんのエッセイが体にどっぷり染み付いているんだと思った。

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2件のコメント

[C1529] たすじゅうさんへ

こんにちは。
確かに、言葉が美しいんですよね。「美しい」と言う表現が僕には出てきませんでした(笑)
「そうそう!」なんて思って、、、。

エッセイを読む限りでは「そこまでキッチリした方ではない(失礼ですが)」と言う感じなんですが、向田さんは素敵です。
エッセイは結構ふざけてますんで(笑)
  • 2009-06-22
  • あひる課長
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[C1528]

向田邦子さんは言葉がとても美しい方ですよね。なかなか、ああいう使い方はできないな と感心させられます。日常生活でも 美しい日本語を使いたいと思いつつ、「おまえ~こら~。」とガキども相手に叫びまわる母でした。時にはこういう本を読んで反省しなくちゃね。
  • 2009-06-22
  • たすじゅう
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