「術後、面会に来られるんでしたら、当日よりも一日置いて、落ち着いた頃に来られた方がイイですね。」
次男猫「さい」の「誤飲した何か摘出手術」は、月曜日に終了しており、F動物病院から手術終了と共に電話をいただいていた。軽く、術後の話は聞いていたが、本日面会に。
「ビビって、「ビビリション」してるんですよ~。」
と、看護士さんに抱かれて、僕の前に登場した次男猫「術後のさい」は、右前足に点滴の管が刺さり、エリザベスカラーを顔にくくりつけられ、下半身が「ビビリション(恐怖によりおもらし)」でずぶ濡れ。
「うーうー」唸り、怒っているようだった。
バカもの!皆、お前の為にしてくれているのに、怒るってなんだ!
と、怒れないバカ飼い主の僕。とりあえず、看護士さんに「ご迷惑をおかけして本当に申し訳ありません。」と平謝り。
先生に呼ばれるまで、しばし「さい」を抱いて待っていた。唸りながら、キョロキョロと挙動不審に辺りを見渡しているから、もう大丈夫なのかもしれない。「さい」よかったなぁ。
先生の話によると、「腸には内壁と外壁がありまして、外壁はやぶれていました。でも、消化に重要な内壁は炎症程度でやぶれていないので、この辺は大丈夫かと思います。」との事。
大きな異物の角が腸を破く危険があったそうだが、特にそういった危険はなくて「不幸中の幸い」。
「傷口を縫うと、どうしても塞がった傷口が太くなるんです。小腸は径が細いですし、傷口が太く繋がって、食べ物が腸を通らない心配があるんです。今回は異物も大きくて、切開も大きかったんですが、できるだけ小さく小さく縫合しました。」
さすが先生。技術と優しさは天下一品だ。
「今後、消化器系の術後ですので、今日・明日は水だけ飲ませて、木曜日から病院で用意した食事をあげます。それで問題ないようでしたら、抜糸はまだまだですけど、また土曜日辺りに診させてください。ただ、、、」
ただ?
「この子は”緊張しい”なんで、もしかしたら病院内では食べてくれない事も考えられます。極度に緊張して、逆にストレスを貯め過ぎちゃうと、傷の治りも悪いですから、、、。」
あぁ、、、こいつ、「ビビリ」ですからねぇ、、、、。とりあえず、木曜日にまた来て、様子を見て、その後どうするか考えましょう。と、先生の判断。
「もし、お時間よろしければ、しばらく一緒にいてあげてください。」
なんて優しい言葉をかけられて、しばらく「さい」と何をする訳でもなく、一緒にいてあげたのだが、隣で診察されている患畜が鳴き叫ぶ度に挙動不審に震える「さい」。
こりゃ、早く帰った方がイイかな?ちゃんと看護士さんの言う事聞くんだぞ!
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- 2010-07-13
- ネコの事
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