自宅のお隣に住むご家族は、自宅で飼っている
猫の他に、近所の野良らしき
猫の世話もしています。
賛否両論あるので、なんとも言いませんが、病気や怪我をした野良
猫を病院に連れて行き、「これ以上、可哀想な
猫が増えないように」と、自腹で野良
猫の避妊・去勢も行っているようです。
個人的には、敬服します。お隣さんですから、可愛がる野良
猫が、我が家にやって来る事も多々あります。
そんな野良
猫の中に、
「ちび」と呼ばれる、滅茶苦茶大きな猫がいました。
猫は、警戒心が強く、我が家のベランダにやって来る野良猫
猫も、触らせようとはしません。たまに、ひっかかれたりもします。
そんな野良
猫達が多い中、初対面でも甘えてきたのが、
大きな「ちび」ちゃんでした。
太っていて、よくお腹を見せる子で、僕に対しても警戒心が全くない。
我が家の
猫のエサを、お裾分けすると、
「にゃー、ぼりぼりんにゃー」と、鳴きながら食べていました。
会社から帰って、自宅の玄関を開けようと、鍵をガチャガチャしていると、中に入りたそうに、ドアにピッタリくっついて、ドアが開くのを待っていたり。
とても、面白い猫だったのです。
そう言えば最近、
「あの子(ちびちゃん)」を見ていません。
数週間前だったか、居酒屋で酒を飲んだ帰り、遅い時間に、自宅マンションの駐輪場で見かけました。
ガリガリに痩せ、抱きかかえると、心配になるほど、軽くなっていた「ちび」ちゃん。以前は、まるまる太った子だったのに、、、「大丈夫か?ごはん、食べてるか?」と、頭をなでると、本当に心配になるほど、か細い、蚊の鳴くような声で鳴いていました。
先日、動物病院へ行った際に、
ばったり会った、お隣の御夫人に聞いてみると、
「肝硬変で、数日前に死んでしまった」らしい。
お隣さんも心配していたそうなんですが、
「ちび」ちゃんは、病院が嫌いなお爺ちゃん猫だったそうです。
お隣さんは、何度も病院へ連れて行こうとしたのですが、出来なかったと、残念がっていました。
病院の診察時間中は、近所から離れ、診察時間が過ぎた夜になると、お隣さんや我が家のベランダに来て、静かに寝ていたらしい。僕が見た時も、
深夜でした。
そんな「ちび」ちゃん。先日、お隣さんのお宅に来て、そのまま息を引き取ったと言います。きっと、
最後の挨拶だったのでしょう。
ただ、ひとつ。僕には、
不思議な事があったのです。
それは、知らぬ間に「
ちび」ちゃんが亡くなっていたと言う日の、数日後の事です。
近所のスーパーへ、買い物に行った際、まるまる太った
「ちび」ちゃんにそっくりな模様の猫に出会ったのです。少し離れた、駐車場の脇。数メートル向こうから、僕を見て、鳴いてました。
死んだ事も知らなかったですし、まるまる太っていたので、
「?」と思ったのです。
遠くに見えた、あの猫は、きっと
「ちび」ちゃんだったと思います。
それが、僕への
最後の挨拶だったのではないか?と、そう思えてならないのです。
「猫は気難しく、恩知らず」等と、よく言われますが、僕はそう思いません。
ちゃんと、
受けた恩は忘れない、可愛い奴らだと、僕は思います。
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- 2007-09-03
- ネコの事
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こんにちは。猫も肝硬変や腎臓炎等、色々あります。
別れがあるのは仕方がないんですが、やっぱり辛いです。
でもそれ以上に楽しい事もありましたんで、その思い出に浸ります。
犬君も心配ですね。「ちび」ちゃんもごはん食べられなくなってたので、
余計なお世話かもしれませんが、病院に連れて行く事をオススメします。
FC2は不具合結構ありますね。
僕も会社でsoraさんのブログにコメント貼ろうとすると
文字化けしたりするんですよ。