行きつけの某居酒屋で、
店長に聞いた話です。
「美味しい食材の部位はあるが、
少量しか取れない場合は、レギュラーメニューにはできない。そんな時は、
誰かに頼まれなければ、捨ててしまう。」
そんな話をしていました。なんだか
勿体ない話ですが、仕方の無い事らしい。
肉のスジを取る等、そういった
食材の下処理をする際、
邪魔になった少量の切れ端は、捨ててしまうのだそうです。
ただし、そんな切れ端もまた、
美味しい。
例えば、店長に以前教えて頂いた
「みち串」がそれです。
鶏の食道と、その近辺の部位らしいのですが、クニクニした食感で、モツらしい香りもして美味しい。
一羽捌いて1つしか取れない
「みち」ですから、当然メニューには乗せられず、普段は捨てているそうです。捨てていたのか、、、言って頂けたら、僕は
間違いなく注文します。
さて、、、今夜の
「これ(写真参照)」です。
「鶏のエンガワ」と言う部位らしい。スパイスを効かせて、
サテ風に仕上げたとか。
アッサリしていますが、肉汁がじゅわりと流れ出て来る、美味しい部位です。
「鶏のエンガワ」とは、初めて聞きましたが、これはいったい?
店長に聞くと、
「鶏胸肉を下処理した時に、外してしまう端っこの部分」なんだそうです。
料理に使えないので、これもまた、普段は捨てているのだとか。
なんと勿体ない。胸肉なので、もも肉よりもアッサリしているのに、肉汁たっぷりでジューシーなのは、端っこの部分だからなのでしょうか。
今度から、店に来たら、
「みち串」と「鶏のエンガワ」は、しっかりと在庫確認したいと思います。
それにしても、
「鶏のエンガワ」とは、
良いネーミングです。エンガワなんて、通っぽいじゃないですか。
昔からあったんですか?と、店長に聞くと、
「今、テキトーに名前つけた。」と、
衝撃の返事が返ってきました。
テキトーかいっ!
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- 2008-05-28
- 酒と居酒屋の話
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