知り合いのお母さんが亡くなり、会社を早退してお通夜へ行った。そこまで仲の良い親友ではないので、正直「僕が行っていいものだろうか?」悩んだのは確か。だが、「きっと遺族のI君は喜ぶよ」とのKさんの言葉に足を運んだ。顔を出す事で少しでも気が紛れるのであれば良い。
正直言って通夜・葬式のしきたりは詳しく知らない。どうしたら良いのかわからない事が多い。ご焼香をあげるまでの前フリ的行動は少々挙動不振的になる。そもそも僕の格好は大丈夫なのか?猫の噛んだ跡のついた革靴は大丈夫か?いや、大丈夫な訳がないが仕方ない。
「大変混雑していますので、ご焼香はお一人様一回でお願い致します。」
係員のそんな声にびっくりした。ご焼香って、そんなバーゲンちっくな感じで良いのか?スーパーで安売りしている卵やティッシュじゃないんだから。
等と思いながらもご焼香を済ませ、さてどうしようか?と思ったら2階でくつろいでくれと言われた。お通夜ってそんな事をやるんだっけか?う~ん、葬式なんて滅多に行かないし、どうしていいものやらわからんなぁ。
とりあえずビールを一杯いただいた。
喫煙所で一人煙草を吸っていると回りの親戚らしい人々が何やらイヤそうな顔で愚痴のようなイヤな話をしていた。うん、それはここでは絶対しちゃいけないなって思う。それなら来るなって感じだ。
遺族のIさんの笑顔を見ていると辛いし、どう言葉をかけたら良いかわからない。すみませんIさん。
帰りにKさんと一杯飲んだ。ちょっと小雨の降る夜でした。
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- 2008-06-02
- 普段の生活
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