
知り合いから、酒の誘いがあった夜。
行きつけの居酒屋で、らっきょうをつまみに焼酎を飲みながら、知り合いの話を聞く事になりました。
知り合いは最近、人間関係で悩んでいるようです。自分の思いが伝わらず、わかってくれない状況を嘆いています。
悲しい事が続き、辛い日常を悩んでいるようです。
きっと、そんな辛い状況を、誰かに話したかったのでしょう。
「僕は独りぼっちだ。誰も僕の事をわかってくれない。」それは以前、小学館発行「ビックコミックオリジナル」で連載されていた、浦沢直樹先生の漫画
「マスターキートン」にあった話です。
友人とのケンカが原因で家出をした少年が、主人公と、もう独り「妻と死別した初老のオジサン」に語った台詞です。
それを聞いていたおじさんは、
「それがわかれば、
十分だ。
どんなに愛しあっても、自分の世界から誰も抜け出す事は出来ないのだ。」
そんな感じの話をしたと思います。
この状況、僕が今、知り合いに伝えたいのは、
「これ」です。
「その悲しみは、僕にも十分わかります。」なんて、言えないです。気持ちの共有が難しいのは、個人個人の考えが違うからです。
悲しみや思いは伝わりますが、100%全てを完全に理解するなんて、誰にも出来ないのです。
知り合いの悩みに対し、簡単に
答えを言う事はできません。
知り合いには知り合いの思考があり、それは僕の思考ではありません。あくまで、
本人が答えを出すしかありません。
「話は聞きましたが、それに対しての正解を、僕は伝えられません。申し訳ない。」
そんな僕の話を、知り合いは黙って聞いていた、、、
、、、、と、思ったら、
TV見てました。
TV見てんのかいっ!
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- 2008-06-13
- 普段の生活
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