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勧進帳

タモリさんが赤塚不二夫先生の葬儀で弔辞を読んだ際、手にした紙が白紙で「勧進帳」だったと話題になりまして。僕はそこに恐ろしいまでの知識と芸人としてプロ根性を感じた訳です。それはサブイボが立つくらい。

ある程度は言葉を頭の中で整理していたとは思いますが、失敗の許されない1回限りの弔辞、失礼な言葉も選べない、しかも「良い弔辞だった」と言われるまでもの。それが白紙でアドリブ。生放送を続け、たくさんの人との交流、数え切れないくらいの知識を得たタモリさんだからなんでしょう。しかも前日に酒を飲んで帰って「弔辞を書くのがメンド臭くなった。」と言う芸人的理由。書かなかった事もネタ。
後日談として「勧進帳」のどこがオチか?という話で「マネージャの名前がトガシ」。と言う立派なオチまでついていた。素晴らしすぎる!マネージャーはわかっていながらもGOサイン出したって事かな?

「赤塚先生の考えがあるがままを肯定する事、受け入れる事。その赤塚さんの考えで周りは明るく素晴らしい場面を得る事ができました。それを見事にたった一言で赤塚先生は言い表わしている、『これでいいのだ』と。」
この知識と構成力だ。素晴らしい。

赤塚先生が語った事を、タモリさんは金言として残し、生かしていると言う。
「今夜は最高」「タモリ倶楽部」等を見ると、赤塚先生とタモリさんの強い絆と共に「その事」が伝わってくるようです。

「これでいいのだ」

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プロフィール

あひる課長

Author:あひる課長
元・道民。
仕事はよろず屋。麦焼酎と動物をこよなく愛す。
すすきの芸術大学」卒業。


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