久しぶりに「ヒゲ」を剃った。てゅるてゅるになった。
T字カミソリは使わないと言うか、「使えない」でいる僕。人生32年の間でT字を持ったのはたった1回だ。では何で剃るかと言えば「僕の王道・安全カミソリ」である。スマートな肥後守みたいで好きだ。
例えるならば、僕の中では「T字カミソリ」はAT車なのだ。
これだけ書くと「こいつ、人生に疲れておかしくなったんじゃないのか?」的怪しさいっぱいの文章だが、とにかくAT車なのだ。
本来カミソリに求めるものと言うのは「剃り心地」なのだと思う。いかになめらかに、いかにすっきりと、いかに剃り残しなく、、、、そんなものではないだおろうか?その辺に無駄な「欲」を感じてしまう。
なめらかにストンと剃ってしまっては「剃った!感」がないのだ。「よし!ヒゲ、綺麗に剃ったった!!」と言う達成感と言うか、「今、自分はこれをやってます」って気がしないのが「T字カミソリ」なのだ。
AT車も然りだ。知らないうちにギアチェンジしてくれる、しかもなめらかにだ。MT車のギヤチェンジはもっと「うーーーーううん、うーーーーーううん、、、、。」ってなる。なめらかにできない僕の運転技術もあるが、「クラッチ踏んで今ギアチェンしました!」的な達成感。なんでも知らない内に機能しているのは気持ち悪いものである。以前、某お姉さんが運転する「アルファロメオ」に乗せてもらった。もちろんAT車だ。なんだ、この魔法のじゅうたんのような何のひっかりもなくすぃ~って進む感覚は!もっと「車乗ってますよ!」感がほしいのだ。軽トラに揺られながらギアチェンの失速感やでこぼこ道の感触を味わいたいのだ。
だからT字カミソリの「なめらかな深剃り!」なんて、「知らない内に(いやいや、自分で剃っているのだけれど)すべててゅるてゅるにしましたよ。」的感覚が好きになれない。
そこまで豪語するのだから、安全カミソリの「カミソリ負け」は許さないとなぁといつもヒゲを剃る度に思う。、、、、ハンドソープ使って剃るからかなぁ、、、、?
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- 2008-08-26
- 普段の生活
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