拉麺

昼に努める残念な会社の近所に、ラーメン屋があります。

特に、美味しいと言う訳ではなく、普通より下の位置にあるようなラーメン屋です。
よく行くのですが、美味い訳ではない。時には味が薄く、「これ醤油入ってんのか？」って時もあれば、「スープ臭っ！」って時もある。

それでも行く。
人ごみが嫌いで、人のいないラーメン屋は、ただただ味に関係なくよく行くと言う話です。
そんなラーメン屋は夜、当然、人が入りません。

仕事終わり、なんだか行きたくなり、そのラーメン屋へ。
仕事終わり行くと、大概一人。楽で良い。
いつものように「ラーメン＆半チャーハンセット」です。漫画でも読んで、出来上がるのを待とう。

「お待ちどう様です。」
お、来た来た。ずるずる～、、、漫画、面白いなぁ。

、、、、、！今日のラーメン美味しいじゃん！
当たりハズレの多いこの店、今日は当たりだ。
チャーハンもいつもみたいに味のついたトコ、ついてないトコのマーブルじゃないし。うん、珍しく美味しい。ずるずる～。

「、、、ずるずる～ず～、、、」

ん？

店長、お前も食ってんのかい！
自分の食べる分も一緒だから美味しいのか！？　そんなラーメン屋が、残念な会社の近所にあります。